PROGRAM・・・
N.コスト/アンダンテとロンド
L.ブローウェル/舞踏礼賛
武満徹/すべては薄明のなかで
A.バリオス/舟歌とアレグロ・シンフォニコ
J.S.バッハ/前奏曲、フーガとアレグロ
BWV998
L.ブラーボ/フクオケーニャ
F.M.トローバ/個性的小品集
|
藤井眞吾 Shingo Fujii
● ギターを岡本一郎、故ホセ・ルイス・ゴンザレス、デビット・ラッセル、の各氏に師事。スペイン国立オスカル・エスプラ音学院でホセ・トマスに学ぶ。「第1回新人大賞選考演奏会(日本ギタリスト会議主催)」で1位優勝。スペイン政府の奨学金を得て「第26回サンティアゴ・デ・コンポステラ国際音楽講習会」に参加。「ルイス・コーレマン国際音楽コンクール」でコーレマン賞を受賞(1986)。英国王立音学院
Royal Academy of Music の演奏家ディプロマ《A.R.C.M.》を得る。国内各地でソロ・リサイタル。作曲活動も活発に行う。「九州ギター・サマー・スクール」ゲスト講師、「フォレストヒル・ミュージック・アカデミー(博多)」特別講師。CDに「夜のスケッチ」「黒いデカメロン」。
著書に「ギター二重奏のためのエリック・サティ作品集(現代ギター社刊)」
「ギターのための四つの小品」と題された武満徹の「すべては薄明のなかで」はひとつひとつが独立して個性的な音楽世界を確立しながら、四曲全体としてはまさに《タケミツ・ワールド》を作り上げています。ギターという楽器の持つレパートリーの殆どは「小品」と言い得る作品でありながらそこに描出される音楽の様々は、いずれも深く、まさに個性的です。
バッハの作品から、ブローウェル、ブラーボ、武満に至る現代の作品までが藤井眞吾のギターによって、お楽しみ下さい。珠玉の小品の数々がまさに「薄明かり」のなかから、ひとつひとつ形となって蘇ってくる・・・。
|