日本での最初のコンサートツアー、そして琵琶湖リサイタルシリーズ初登場のレオナルド・ブラーボ氏は前半にスペインの作品とイタリアの作曲家テデスコによる大作「ソナタ〜ボッケリーニ讃歌」を、そして後半には母国アルゼンチンの新進の作曲家アギーレ、タンゴの巨匠ピアソラ、そして同じく現代アルゼンチンを代表するシネーシの「シエロ・アビエルト」と個性的なプログラミング。 会場にはクラシックギターファンと、アルゼンチン音楽、あるいはタンゴファンと思しき方達の姿が見られましたが、その鮮やかなテクニックと自然な音楽の流れに、拍手は鳴り止みませんでした。早くも同シリーズでの再演を待ち望む声が沢山聞かれました。(マンサーナ)
PROGRAM・・・ S.deムルシア/組曲ニ短調 F.ソル/ロンド Op.22より E.グラナドス/ゴヤの美女 M.C.テデスコ/ソナタ《ボッケリーニ讃歌》 C.アギーラ/組曲《風景》 A.ピアソラ/ブエノスアイレスの四季 Q.シネーシ/シエロ・アビエルト
*曲目解説は「りんごのおと no.28」をご覧下さい
・・・2004年に福岡市で行なわれたデビューリサイタルはまさに衝撃的なものでした。精確で破綻のない技巧、そして飾り立てることのない誠実な音楽のみが許される慈愛に満ちた音楽。アルゼンチンからやって来た新星、レオナルド・ブラーボ氏がいよいよ日本ツアーに旅立ちます! ●●●●●●●●●●●●● レオナルド・ブラーボ Leonardo Bravo ● 1967年アルゼンチンに生まれる。国立ロサリオ大学芸術学部音楽課修了(1994)。ロサリオギター協会主催ギターコンテスト優勝(1987)。 モサルテウムサンタフェ主催クラッシックギターコンテスト優勝(1989)。 アルゼンチンギターサークル(CGA)主催クラッシクギターコンテスト優勝(1991)。CGAより1994年のベストギタリストに選ばれ、フンダシオン・アントルチャス主催室内楽コンテスト優勝、サンロレンソギター協会主催サンロレンソギターコンテスト2位(1994)。国立ロサリオ大学主催クラッシクギターコンテスト優勝(1995)。 ウニオン デル ペルソナル シビル ナシオン(UPCN)主催アルゼンチンの音楽の全国作曲、演奏コンテスト2位 (2003)。アルゼンチン国内で数々のCDアルバムを収録。1991年より2003年まで国立ロサリオ大学にてギターを教える。 2004年よりフォレストヒルミュージックアカデミー及びラテン文化センターにてギターを教える。