益田正洋(ギター演奏家)
長崎市生まれ。幼少時に両親の手ほどきによりギターを始める。 ジュリアード音楽院修士課程にてS.イズビン女史に師事。これまでに福田進一、藤井眞吾、O.ギリア、M.
バルエコ、D. ラッセル(敬称略)などに指導を受ける。1989年、第20回クラシカルギターコンクール入賞。当時審査委員長を務めていた作曲家
故伊福部昭氏より審査員特別賞を授与される。翌年、第21回同コンクールにて史上最年少(12歳)で第1位を受賞。また1992年、東京国際ギターコンクールにて入賞。さらに国内外で数々の賞歴を重ねる。
1991年地元長崎でのデビューリサイタルを皮切りに、ソロのみならず他楽器の演奏家、オーケストラとの共演も多く、さまざまなガラコンサートや音楽祭等での客演、公開レッスンなどを行う。2009年には(公財)東京オペラシティ主催の「B→C」に招聘されソロリサイタルを成功。ディズニー・オン・クラシックの日本ツアーにゲスト演奏家として参加し、全国30か所の公演を行う。また2012年秋には世界的なギター製作家J.L.ロマニリョス氏に招聘されたことをきっかけに、スペイン演奏ツアーを行う。近年では、美術史家の川瀬佑介氏とのコラボレーション「音楽と美術を楽しむコンサート“ギターと絵画の交わるところ”」を全国各地で開催するなど、その意欲的な活動は多岐にわたる。
発表したCDは約20枚におよび、その多くが月刊誌・レコード芸術にて特選盤として紹介され、各メディアからも支持を集めている。
ギター協奏曲や室内楽を通しての他楽器との共演による評価が高く、クラシック音楽普及のためのアウトリーチ活動も行う。ますます精力的に活動を続ける、日本を代表する実力派ギタリストである。
益田正洋ホームページ http://www.masahiromasuda.com/