3月11日から27日間のアメリカツアーに行っておりました。6回の演奏会、LAGQとの共演、マスタークラスや指揮法講座を通じて、沢山の人に出会い、沢山の経験、沢山の思い出が残りました。そんな数々の情景を思い浮かべながら、関連した作品を演奏したいと思います。（藤井眞吾/4月） 旅 on a Journey 》

　3月と4月はアメリカツアーでした。大掛かりなツアーでしたが、充実して、また楽しい仕事でした。本日はそれにまつわるお話をご紹介しながら演奏をして行きたいと思います。 　今回の最大の目的は LAGQ（ロサンジェルス・ギターカルテット）の依頼で作曲した《SHIKI》と言う作品を四都市で演奏する事でした。この作品は日本の民謡や唱歌を題材に「日本の四季」を描いた、LAGQとギター合奏のための作品ですが、タイトルは「四季」と言う意味だけでなく「指揮」「式」「士気」「史記」「死期」など様々な意味合いを込めています。 　初演をしたヴァージニア州 Loudoun County では地元TV局が練習からコンサートまでの様子、出演者や関係者のインタビューがドキュメンタリービデオとして作成され、インターネットで公開されています。また Valparaiso での「中央アメリカ・ギターアンサンブル・フェスティバル」では200人を超える人々と演奏しましたが、その様子も既に YouTube に公開されています。私のホームページにそれらの情報をリンクしていますので、是非ご覧下さい。

3/11〜3/14 Loudoun County (VA)
3/15〜3/16 Greensboro (NC)
3/23〜3/25 Valparaiso (IN)
3/28 Soka Univ. Performing Arts (CA)
3/29〜3/31 Brownsville (TX)
4/1〜4/6 Dallas (TX)

（藤井眞吾／2012年4月28日）

プログラム
1.アンダンティーノとワルツ ホ長調（F.ソル）
　 F.Sor (1778 - 1839); Andantino & Waltz from Op.32

2.四つの小品（F.ソル） F.Sor (1778 - 1839); 4 Pieces
　 練習曲《夢》／練習曲《月光》／ギャロップ／アンダンティーノ

3.《春の小川》と《ふるさと》（岡野貞一／藤井眞吾 編曲）
　 T.Okano (1878 - 1941); Spring Brook & Furusato

4.《戦士の竪琴》〜「黒いデカメロン」より ＆ 練習曲 第19番、第20番（L.ブローウェル）
　 L.Brouwer(1939 - ); “el arpa del guerrero” de DECAMERON NEGRO y Estudios Sencillos No.19 & No.20

5.エストレリータ（M.M.ポンセ／J.L.ゴンサレス 編曲）
　 M.M.Ponce (1882 - 1948); Estrellita

6.前奏曲とアラビア奇想曲（F.タレガ）
　 F.Tarrega (1852 - 1909); “Endecha y Oremus” y “Capricho Arabe”

7.《舟歌》（A.バリオス）
　 A.Barrios (1885 - 1944); Barcarola ?Julia Florida?

8.《イエスタデイ》と《シークレット・ラヴ》 （武満徹 編曲）
　 arranged by T.Takemitsu (1930 - 1996); “Yesterday (by J.Lennon & P.McCartney)” and “Secret Love (S.Fain)”

9.序奏と華麗なロンド Op.15（J.K.メルツ）
　 J.K.Mertz (1806 - 1856); Introduction et Rondeau Brillante

●チケット/前売\3000 　当日￥3500　4回券￥10000　6回券￥14000
●主催/ マンサーナ Manzana Tel.075-972-2834
●企画 /藤井眞吾/ http://homepage3.nifty.com/shingogt/
●会場/アートステージ567