update: 2017-02-23

 

マンサーナのブログ
 
 
藤井眞吾 コンサートシリーズ - 2017
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vol.118●《音色(ねいろ) Timbre》 2月18日(土)7時開演 6時45分開場 会場/アートステージ 567

 

 

 

 

 ギターの音色は美しいと言われます。私もそれに異論はありません。しかしギターの音の魅力は「美しい」事だけでは、その多彩さこそが重要なポイントだろうと思うのです。ギターほど、奏者による音色の違い、または同じギターでも製作家が違えば音色の違う楽器はないのではないでしょうか。今月はそんなことを考えながら、ギターの音色をお楽しみ頂きたいと思っています。藤井眞吾

program note
   「ギターは音色の美しい楽器」だとよく言われますが、私はピアノも、フルートも、バイオリンも、そしてチェロも美しいと思います。オーボエやリュートの音も大好きです。でも、ピアノだからと言って誰の演奏でも好きなわけではありません。フルートだってそうです。楽器を個別に良い音の楽器だとか、そうでないとか言うのは馬鹿げた話だといつも思うのです。ではなぜ、ギターがそのように言われるのでしょうか? 実を言うと私は、特別ギターが音の美しい楽器だとは思っていないのです。少なくとも「美しい音を出すのがとても難しい楽器だ」とは思っているのですが、そしてもうひとつ、ギターほど演奏者によって音色(ねいろ)の違う楽器はないのではないかと思うことです。例えば誰かの演奏を思い浮かべたとき、そこには切り離せない要素として、その演奏家の「音色」をはっきりと思い浮かべているのではないでしょうか? 今日は「音色(ねいろ)」というテーマで色々な曲をお聞き頂くのですが、結局は私の弾く音色をお聞き頂くのだと言う事に、大きな責任も感じています。お楽しみ頂けますように! (藤井眞吾:記/2017年2月18日)

 

program
1.セビリア幻想曲(J.トゥリーナ)
J. Turina (1882 - 1949); Sevillana, Op.29
2.“牛を見張れ”による変奏曲(L.ナルバエス)
L. de Narvaez (ca.1500 - ca.1550); Diferencias sobre “Guardame las vacas”
3.作品44より六つの小品(F.ソル)
F. Sor (1778 - 1839); 6 pieces from Op.44
4.マジョルカ(舟歌)(I.アルベニス)
I. Albeniz (1860 - 1909); Mallorca
5.二つの前奏曲、作品28(F.ショパン)
F. Chopin (1810 - 1849); Two preludes (No.20 & No.15)
6.舞踏礼賛(L.ブローウェル)
L. Brouwer (1939 - ); Elogio de la Danza
7.すべては薄明かりのなかで No.1(武満 徹)
T. Takemitsu (1930 - 1996); No.1 from “All in Twilight”
8.前奏曲(H.V=ロボス)
H. V=Lobos (1887 - 1959); Prelude No.1 & No.4
9.揺り籠(F.タレガ) & 夜と夢(F.シューベルト)*
F. Tarrge (1852 - 1909); Columpio & F. Schubert (1797 - 1828); Nacht und Tra¨ume Op.43-2(D.827) (*)プレゼント編曲

 

●チケット/\3000  当日¥3500 4回券¥10000 6回券¥14000
●主催/ マンサーナ Manzana Tel.075-972-2834
●企画 /藤井眞吾/ http://shingofujii.com/
●会場/アートステージ567

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