update: 2017-05-28

 

マンサーナのブログ
 
 
藤井眞吾 コンサートシリーズ - 2017
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vol.122●《五月雨 Samidare 》 5月20日(土)7時開演 6時45分開場 会場/アートステージ 567

 

 

 

 

いよいよ「梅雨」のシーズンがやって来ます。五月は「五月雨」、この「さみだれ」の「さ」は「五月」の「五」、「みだれ」は「水垂れ」のことなのだそうです。意味はともかく、「さみだれ」という語のひびきがなんとも柔らかく、美しく、私は好きなのです。日本は雨と関わりの深い国です、だからこんな言葉も生まれて来るのでしょう。「雨」のことを考えながら、様々な国の音楽を聴いてみたいと思います。藤井眞吾

program note
「本日は好天に恵まれ・・・」という挨拶は良く耳にしますが、同様に「本日はお足もとの悪い中お越しいただきまして、誠にありがとうございます」という挨拶も常套句だと思います。お天気が良ければ「恵み」であり、雨が降れば「厄介な事」になると言うのは仕方の無いことでしょうが、実は私は、少なくとも家にいる時には、雨の日がわりと好きなのです。 「戸外では雨が降っている」という状況、あるいはそういう景色が好きなのです。窓の外の大気をキラキラと輝く水滴が一直線に落下し、樹々の緑を鮮やかに、そして大地を黒々と生き返らせるような雨。最も好きな事は、雨のそぼ降る音が辺り一面を包み込み、余計なものが耳に入ってこなくなる・・・、まるで自分が世界から隔離されたかのような感覚が大好きなのです。そんな日は静かに、カップの中で温くなったコーヒーを啜りながら、大好きな曲を弾くと言うのが最高の時間かもしれません。・・・と、そんな事を予測して《五月雨》と題したのですが、どうも明日のコンサートは「まっかっか」の好天に恵まれていそうです。(2017年5月19日 記)

 

program
1.アンダンティーノとワルツ(F.ソル)
F. Sor (1778 - 1839); Andantino et Walzer, Op.32

2.嬉遊曲 第1番より(F.ソル)
F. Sor (1778 - 1839); 3 pieces from Divertissemens No.1, Op.1
i. Andante ii. Waltz iii. Larghetto

3.三つの前奏曲(H.Vロボス)
H.Villa-Lobos (1887 - 1959): 3 Preludes
No.1 叙情的旋律〜ブラジル先住民への讃歌
No.3 バッハ讃歌
No.4 ブラジルインディアンへの讃歌

4.虹の彼方へ(H.アーレン/武満徹 編)
H. Arlen (1905 - 1986); Over the Rainbow

5.前奏曲と舞曲(F.タレガ)
F. Tarrge (1852 - 1909); Preludios y Danzas
1. 前奏曲 ホ短調《ラグリマ(涙)》&マズルカ ホ短調《アデリータ》
2. 前奏曲 ニ長調 & ポルカ
3. 前奏曲 ニ長調 & ワルツ

6.《アラビア奇想曲》(F.タレガ)
F. Tarrge (1852 - 1909); Capricho Arabe

7.ああ麗しき5月に(R.シューマン/藤井眞吾)(*)
R.Schuman (1810 - 1856): Im wunderscho¨nen Monat Mai, Op.48-1

8.エストレリータ(小さな星)(M.M.ポンセ/編曲 J.L.ゴンザレス)
M. M. Ponce (1882 - 1948); Estrellita (arr. by J. L. Gonzalez)

9.前奏曲《雨だれ》(F.ショパン/藤井眞吾)
F.Chopin (1810 - 1849); Preludes “Raindrop” Op.28-15 ( arr. by S.Fujii )

 

 

 

●チケット/\3000  当日¥3500 4回券¥10000 6回券¥14000
●主催/ マンサーナ Manzana Tel.075-972-2834
●企画 /藤井眞吾/ http://shingofujii.com/
●会場/アートステージ567

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