ギタリストでもあり作曲家でもあるヴルフィン・リースケは、フランチェスコ・ダ・ミラノからプルーノ・マデルナにいたる幅広いレパートリーを持ち、多くのフェスティパルで客演している。 オスカー・ギリア、ホセ・トマス、フーベルト・ケッペル、ルドルフ・コリッシュ、アマデウス・カルテット、ジョン・ウィリアムスに飾事。 ケルン音楽大学を卒業後、偉大な古典曲に取り組み、EMl Classics、TACETで発表し、国際的な賞を受貫。 「ギターのストラディパリウス」と言われるアントニオ・デ・トーレス（1817-1892）の楽器による録音は、ギター曲のレコード作品における記念碑的録音とされている。 ソリストとしての活動だけではなくギドン・クレーメル、アストール・ピアソラ、ルネ・マリーノ・リヴエロ、フアン・ホゼ・モサリーニ、ユリウス・ベルガー、ヴィルニウス・力ルテツト、クリストフ・ホンベルガーといつた芸術家との共演も彼の活動を多彩なものにしている。ブロンスキー・リチュアル・カルテット（Quartett Bronsky Ritualとの共演によって、現代音楽の分野にも活動を広めている。 2000年のハノーパー万国博覧会では、リースケ作曲のオラトリオ「水について」がヒリヤード・アンサンプル、プロンスキ・リチュアル・サディア（パフォ一マンス）によって、世界初演された。 2002年にはアンフィオン・レコード社より「水とワイン」（Agua y Vinho）をリリ一ス。タンゴからボサノパにいたるラテンアメリカ音楽の粋を集めたソロ作品が収められている。 2003年のシーズンは、ブエノス・アイレスからタンゴ歌手ハイデー・アルパを迎え、ウィーンのコンサートハウスでソロ・リサイタル「アンダルシア」を開く。 使用楽器：Manuel Ramirez（1912年）

●PROGRAM

1. ムーアのセレナーデ （R.チャピ/F.タレガ 編）
Serenata Morisca (Rupperto Chapi/arr. F.Tarrega)

2. アンダルシアのセレナーデ （J.マラッツ/F.タレガ 編）
Serenata Andaluza (Joaquin Malats/arr. F.Tarrega)

3. スペイン・セレナーデ （J.マラッツ/F.タレガ 編）
Serenata Espanola (Joaquin Malats/arr. F.Tarrega)

4. ファンダンギーリョ （J.トゥリーナ） Fandanguillo (Joaquin Turina)

5. タレガ讃歌 （J.トゥリーナ） Homenaje a Tarrega (Joaquin Turina)
- ガロティン Garotin
- ソレアレス Soleares

6. ラファガ （J.トゥリーナ） Rafaga (Joaquin Turina)

7. ドビュッシー讃歌 （M.de ファリャ） Homenaje a C.Debussy (Manuel de Falla)

8. 祈祷と踊り （J.ロドリーゴ） Invocacion y Danza (Joaquin Rodrigo)

9. 前奏曲、フーガとアレグロ （J.S.バッハ）
Prelude, Fugue et Allegro BWV998 (Johann Sebastian Bach)

10. クロードモネ以後のニンフ〜武満徹へのオマージュ （W.リースケ）
Nympheas apres Claude Monet (2003) (Wulfin Lieske)

11. 入江のざわめき （I.アルベニス）
Rumores de la Caleta (Isaac Albeniz / arr. W.Lieske)

12. グラナダ （I.アルベニス） Granada (Isaac Albeniz /arr. F.Tarrega)

13. アストゥーリアス （I.アルベニス） Asturias (Isaac Albeniz / arr. W.Lieske)

会場への交通アクセス・・・

●京都ドイツ文化センター「京都市左京区吉田河原町 19-3 / Tel.075-761-2188」

〜「京阪電車/丸太町」で下車、川端通りを北へ徒歩5分、または・・・
〜 「京阪電車/出町柳（終点）」で下車、川端通りを南へ徒歩6分