更新/2006年9月3日

7月

●7月31日(月)
7月も今日で終わりですね。今年はずっと雨だったので、つい数日前、すさまじい蝉の声に夏を実感。そういえば、昨年夏来日したアイスランド人の音楽家たちに「この騒音はなに?」と聞かれました。蝉を知らない国のひとには、恐ろしくうるさいだろうなと思います。

さて!フォレストヒルエディションの新刊、ギター二重奏のための「紺碧の舞曲」(作曲/藤井眞吾)です。 今回の「ギター音楽の様々」でも(京都公演W.カネンガイザー&藤井眞吾、福岡公演W.カネンガイザー&中野義久)演奏され、大好評でした。マンサーナが製作担当しました!

パート譜もついて1500円とお買得な値段ですので、ぜひ購入して演奏してみて下さいね!
今年の夏の新しいレパートリーは、これで決まりです!


●7月27日(木)
たくさんの感動をみんなの心に残して、今日カネンガイザー一家は帰国の途につきました。

さて、こちらの写真は琵琶湖ホテル向かいの大津市民会館に隣接する「喫茶エトワール」のマスターとママさんです。実は大のコーヒー好きのカネンガイザーさんはこのお店のサイフォンコーヒーがとてもお気に入りで、何度も通ったそうです。
この喫茶店、きちんと英語のメニューも用意されており、ママさんの英語もなかなかのもの。そしてレジには琵琶湖リサイタルシリーズの新聞記事切り抜きも置かれていました。

みなさんもぜひ是非行ってみてください。黙々と美味しいコーヒーを入れてくれるマスターも、爽やかなママさんもとっても素敵です。
美味しいコーヒーを飲みながら、きっと素顔のカネンガイザーさんのお話が聞けますよ!!

以前デヴィッド・ラッセルさんに琵琶湖リサイタルシリーズに御出演いただいた時、「ここは日本人の生活が感じられる町ですごく楽しい」 とおっしゃっていました。ハードなコンサートツアーの合間に、その土地で生活している人との接点を楽しんでいく、世界の大物ギタリスト達の心の豊かさを感じたのでした。


●7月26日(水)
カネンガイザー旋風が吹き荒れる中、マンサーナがデザインを担当したCDが完成しました。「天使の協奏曲」福岡公演に出演されたギタリスト、竹内竜次さんの「ソノリテ」です!!

 

打ち上げの席で一枚撮らせていただきました。この日の演奏会でも、アンサンブルに、合奏のファーストパートに、大活躍でした。

このCD、音楽評論家の濱田滋郎先生、大絶賛!素晴らしい演奏です。収録されているのは、A.ホセ/ソナタ、F.モンポウ/歌と踊り第13番、M.M.ポンセ/南のソナチネ、ソナタ3番、ポンセ編/ガリシアの歌。 しっかりと大地を踏み締めて頑張っている若者のCDジャケットを作らせていただいた事に感謝!です。
御注文はフォレストヒルへ!


●7月24日(月)
「ギター音楽の様々」福岡公演、行ってまいりました!
素晴らしいギタリスが集い、そこにカネンガイザーさんが加わるのですから、1部のアンサンブルからギターの魅力溢れる演奏が続きます。中でも、6重奏によるブランデンブルグ協奏曲は、圧巻でした。
そして、「天使の協奏曲」は中野義久率いるカスティーリャギターアンサンブル+ギタリストがこれまた素晴らしい演奏です。満席の会場から大きな拍手がおくられているところで 「Happy Birthday」が流れ始めました。そう、この日は、カネンガイザーさんの誕生日だったのです! 「こんな素晴らしい誕生日を迎えられてとても幸せです」とあいさつもされました。

  

さて、この演奏会は、フォレストヒル創業20周年記念の企画でもあります。↑こちらが森岡社長です。
6月28日の日記でも紹介した福岡のギターの専門店フォレストヒルは、今や日本のギター界になくてはならない存在です。
今回この演奏会に出演したのは、フォレストヒルミュージックアカデミーの講師陣。 その実力たるや、半端じゃありません。彼等はこのフォレストヒルで学んだ後留学をしたギタリスト、だから、フォレストヒルが育て上げたといっても過言ではないでしょう。今もなお、多くの若者が精力的にギターを学んでいます。
この20年間に主催した演奏会も数知れず。お店でのサロンコンサートから大ホールでの企画まで、セゴビアとイエペス以外の全てのギタリスト、とでも言いたいくらいです。

とにかく、と〜〜っても素晴らしい演奏会でした!!


●7月22日(土)
7月20日の「ギター音楽の様々」にお越し下さった皆様、どうもありがとうございました。

「天使の協奏曲」は素晴らしい演奏で、鳴り止まない拍手は感動的でした。カネンガイザー氏は素晴らしい演奏家でしかも最善を尽くしてくれ、また合奏団のみなさんの頑張りも本当に素晴らしかったです。会場中のこういう一体感って、すごい力を感じます。まだその興奮の中にいるようです。

写真は当日の受付嬢たち!あれ?実はカネンガイザーさんの愛娘もいつの間にか受け付けに!御来場いただいたみなさん、お分かりになりましたか?

そして25日は彼が愛してやまない琵琶湖リサイタルシリーズです。
今回唯一のソロのプログラム。みなさん、来て下さいね!カネンガイザーさんは、とにかく素敵な方です。80席のチャペルで、彼の魅力を堪能してください!!!

さて、今日は福岡公演、さあ聞きに行くぞ!!また報告しますね。

 


●7月20日(木)
昨日「天使の協奏曲」のリハーサルを行いました。
素晴らしい演奏!初演なのに、まるでこのコンチェルトは彼の得意のレパートリーのようです。それは、この曲に共感し情熱を持って演奏しているからでしょう。

作曲者の意図をよく理解し演奏する。クラシックギタリストとして、音楽家として超一流の彼の実力を目の当たりにしました。そして熱の入った練習に、合奏団も素晴らしい演奏!

さあ、今日は本番、準備しなきゃ!!!
皆さん、当日券ありますよ!


● 7月17日(月)
ついにカネンガイザーさんが来日!!!
昨日の様子は藤井眞吾ココログでご覧下さい。

今日はご家族と一緒に祇園祭を見に行きました。 奥様が京都について書かれた本を買って勉強した、というだけあって、山鉾にも詳しい!京都府在住かれこれ数十年の私は何も知らず、いろんなことを教えてもらいました。お陰で私も全ての山鉾を堪能する事ができました。

アンサンブルもコンチェルトもとっても楽しみにしてくれている様子で、音楽の話が始まると一段と元気いっぱいです。明後日はいよいよリハーサル、そして20日はついに「ギター音楽の様々」です!

皆さん、ぜひ聞きに来て下さいね!!!


●7月13日(木)
ギター音楽の様々」まであと1週間!
昨日は朝日新聞折込み情報紙「あいあいAI京都」に練習の様子を大きく掲載していただきました。「これまでギターは聞いた事がないけれど・・・」 と予約のお電話をいただき、そんな方にも是非聞いていただきたいと願っていたので、とても嬉しかったです。

さて、こちらは昨年フォレストヒルエディションから出版された藤井眞吾作曲「パッサカリア」です。ギリア先生を招いて山形で行われた「庄内国際ギターフェスティバル」で希望参加者によって演奏されました。同時に出版されました。マンサーナが印刷担当です!
この曲は、ギターとバイオリンのダブルコンチェルトで、フォレストヒルに注文するとソリストをつとめた大萩康司さんのサイン入りもあるという噂です。

で、今回の「ギター音楽の様々」でもまた1册出版が決定。今超特急で印刷中です。
演奏会場で販売しますので、どうぞお楽しみに!! 演奏者、作曲者のサイン会もありますよ。


●7月10日(月)
ふと気がつくと、もう夏なんですね。
マンサーナの事務所前、2mもあるひまわりと、ぶどう畑です。
いずれもご近所所有につき、ぶどうは最後まで見るだけです・・・。
私は夏生まれなので(?)ひまわりが咲き蝉が鳴くと子どもの頃の楽しかった記憶がよみがえります。

マンサーナ、今年はさらに「熱い」夏を迎えます! ファイト!!


●7月5日(水)
マンサーナで作っている印刷物やCDは「この演奏会に間に合わせたい」 ということで締めきりが決まる事が多いのですが、「ギター音楽の様々」が締め切りのものもいくつかあります。
今回は、演奏会のチラシ、楽譜、CD。なんと盛りだくさん!締め切りに追われながらの作業が続きます。さあ、どんなものが出来上がるか、そちらもご期待下さいね。

●7月3日(月)
昨日は「天使の協奏曲」の練習でした。
九州公演で練習の時カネンガイザーさんのソロ代役をつとめている三良裕亮さんが助っ人で来てくれました。
ソリストの名に相応しい演奏をしてくれた三良さんが加わっての本番さながらの練習は、ピンとした空気で、これまでの練習の成果が一気に形になってきたように感じます。
全体練習の他に、パート練習、そしてひとりひとりが自宅でもコツコツ練習を重ねていることが強く感じられます。

5月には恐る恐る弾いていたみなさんが、自信を持って指揮についていって「音楽する」。作曲者自身の指揮なので、曲がどういうふうに成り立っているか、今弾いている音がどんな意味を持つか、とてもクリアーな指導です。「理解」し「音を出す」、その結果音楽が形になっていく。そしてカネンガイザーさんの演奏が加わる。これは必聴のコンサートです!
6月

●6月29日(木)
今日は新聞折込広告を折込みセンターまで届けてきました。すのこのような木枠の上にチラシを並べると、フォークリフトですいすい軽々と運んでくれます。「エイリアン」の最後のほうの、力を増幅させるロボットでの戦いのシーンを思い出す私は、想像力たくましすぎでしょうか?

我が愛車は軽自動車ながら4万枚の広告を積んでもしっかり走ります。偉い!!でも、安全に慎重に運転しましたよ。


●6月28日(水)
みなさん「フォレストヒル」をご存知ですか?
福岡にあるギター・マンドリン の専門店です。多くの銘器を在庫しているのはもちろんですが、教室、音楽企画、CD製作、そして楽譜の出版まで、幅広い活動を展開しています。

そして、これが「りんごのおと」のライバル紙(?)「フォレストヒルニュース」。充実の連載は、ここの教室から巣立った「大萩康司の携帯フォトダイアリー」、同じく留学中の「近藤史明のフランス便り」特別講師「藤井眞吾のエッセイ」、マンドリン講師「高橋和彦の連載コラム」「店長の写真日記」。この日記もボリューム満点!!!フォレストヒルのハードな日々を知る事ができます。

昨日届いたNo.61では、7月に行われる「ギター音楽の様々」や翌日のカネンガイザー氏のマスタークラスがトップ記事として、とても分かりやすく興味深く紹介されていました。これは編集責任者の濱さんの努力のたまもの!

フォレストヒルニュースは1500部発行されているそうです。通信販売で何か買うと、一緒に送ってもらえると思いますよ。またサイトでも読めますので、ぜひ一度ご覧ください!


●6月26日(月)
昨日は雨の中、多くのみなさんに「藤井眞吾コンサートと公開レッスン」にお越し頂き、ありがとうございました。
天気予報では、大雨しかも雷、という予報でしたが、なんとかそれは免れほっとしました。

この会場はコロナ堂という雑貨屋さんの2階です。
内緒ですが、レッスンが始まってから私は1階でそっと紅茶のおかわりを頂いておりました。その席からコロナ堂の入り口横の階段がとてもきれいです。そして、スペインでいうならパティオですね、中庭というかつぼ庭というのでしょうか、こんなスペースもあるんです。丁寧に手入れされ、気配りの行き届いたこちらの会場での催し、次回は10月1日と決めました。

受講生の経験年数、年令は問いません。真面目にギターを勉強する気持ちのある方、ご応募お待ちしています。


●6月24日(土)
明日は「藤井眞吾コンサートと公開レッスン」です。
このシリーズ、演奏会は町家と呼ばれる京都の昔ながらの商家を改装した会場で1時間のプログラム。このスペースならではの選曲、今回は《クラシック・コレクション》。ソルの 24の漸進的小品集を演奏します。これは初心者のために書かれた練習曲集なのだそうです。

練習曲ときくと、単に指が動くようになるための曲と思っていましたが、テクニックだけでなく、音楽の練習でもあるのだ、と思わせられる美しさ。さらに、今練習が進行中の藤井眞吾作曲「天使の協奏曲」(写真は6月18日の練習)の第1楽章はソルに捧げられており、第2主題はこの練習曲Op.44-3 Andantinoです。ソルってギターの美しさを熟知した素晴らしい作曲家だと、改めて感じています。
そして、レッスンも二人の若者。とても楽しみです。

コンサートだけでも、レッスン聴講だけでもOKです。もう少しだけ席がありますので、ご希望の方はお電話075-972-2834くださいませ。


●6月23日(金)
食べものの話が続きますが、私はアンチョビ入りのオリーブが大好きです。最近では安い輸入品が増えてきたので、気軽に食べられるようになってきました。

で、実はこれ、うちの猫の大好物でもあります。 初めて食べた時には、興奮状態というか恍惚の表情と言うか・・・。 どうもアンチョビに反応しているのではなく、オリーブが本命のようで、すごい勢いでねだり、ガツガツ食べるんです。

オリーブってマタタビ科じゃないですよね?


●6月22日(木)
演奏会の時、出演者に「食べるもの何か用意しますか?」と伺うと、バナナをリクエストするギタリストは多いようです。琵琶湖のシリーズだと、R.スミッツさんA.ゴーニさんL.ブラーボさん、etc.
そんな話をしていたら、坪川真理子さんが「私は少食だからモンキーバナナ」。

だがしかし、乙女が「モンキーバナナ」とは響きがイマイチ。と思っていたら、みつけました!「セリョリータバナナ」。 イラストがまだモンキーなのは移行期間中?という疑問は残るものの、たしかに少食の女性には「さっちゃん」のように「バナナを半分しか食べられないの」という方もいるようで、販売戦略としては、セリョリータに1票入れたいところです。イラストもさっさと可愛い女性にすべきだ!と思いながら、写真だけ撮ってバナナは買わずにお店を出ました。


●6月21日(水)
19日の琵琶湖リサイタルシリーズへは、 福岡や名古屋、そして丹波など遠くからもたくさんの方に御来場いただき、ありがとうございました。このシリーズは、会場がホテルなので宿泊もばっちりです。温泉(大浴場)もあります。みなさんも、ぜひ一度お泊まりください。

琵琶湖リサイタルシリーズは前回が昨年10月だったので、久しぶり。まるでギターを弾くために設計されたのではないかと、いつも思います。 中野さんは、前日には7月20日の練習が長時間。二重奏共演の藤井眞吾氏も前日の練習では一日中指揮棒を振っていました。でも二人とももちろん元気な姿で、ふたりで音楽するのが楽しそうでした。

中野さんに差し入れに無農薬栽培のトマトを持ってこられた方があったのですが、九州まで持って帰るのは重いのでと、私もわけていただきました。大きさを分かっていただくために手も入れてみましたが・・・。
何が言いたいかというと、とっても大きくて美味しくて!!ということなんです。もちろんドレッシングやマヨネーズなど何もつける必要はありません。トマト本来の味を存分に堪能しています。


●6月17日(土)
九州在住のマンドリン奏者高橋和彦さんとピアニスト夏川由紀乃さんのデュオリサイタルのチラシとポスターが完成しました。演奏会のポスターは、やはりインパクトがあって良いなあと感じます。(もちろん貼ってもらえる場所があれば、なのですが。)今回の演奏会は、9月に下関と福岡で行われるものです。

昨年は、CDジャケットもデザインさせていただきました。お二人の演奏は、アンサンブルが細部にわたるまでぴったり。驚きました。これをご夫婦だからと言ってしまうのは、あまりに失礼、お二人とも素晴らしい演奏家なのだ感じました。 福岡や下関のかたは演奏会を、それ以外の方はCDを、ぜひ聞いていただきたです。

高橋さんは、「グランパルティータマンドリンカルテット」 として明日からツアーが始まります。こちらも乞うご期待!ですね。


●6月13日(火)
みなさんご存知と思いますが、指揮者の岩城宏之さんが亡くなられました。
もう20年くらいも前でしょうか、芦屋のルナホールで、指揮者としてではなく、演奏家として出演されたコンサートを聞きました。スティーブ・ライヒなどの作品を集めた、いわゆる現代音楽のコンサートです。
ラフな雰囲気でステージにあらわれた演奏家達がウッドブロックだけで演奏するミニマルミュージックは、とてもシャープで、それでいて楽しそうで、ぴたっと決まって、すごくかっこよかった。クラッピングミュージックも、二人で手をたたくだけなのだけれど、ほんの少しづつずれて行くリズムがまたぴたっと合う。小編成の曲ばかりのプログラムでしたが、岩城さんの入っている曲が特に「決まった!」という印象で、指揮者は偉大な演奏家なのだと(当たり前なのですが)実感しました。
その頃読んでいた岩城さんのエッセイには、新しい音楽を作ることに情熱を傾けていた様子などが読み物としてとても楽しく書かれていて、音楽家としても、ひとりの人生の先輩としても尊敬していました。
ご冥福をお祈り致します。

●6月8日(木)
すっかり御無沙汰してしまいました。この日記の写真はほとんどは携帯で撮ってメールでコンピュータに送る、という新しいんだか古いんだかわからない方法を使っていましたが、なぜか最近携帯から写真を添付したメールがうまく送信できないんです。まだ買い替えて半年なのに、いろいろ不具合があって、どうしたものか思案中。でも、デジカメ持ってたんだ!と気がつきました。 それで久しぶりに日記の更新です。

19日は久しぶりの琵琶湖リサイタルシリーズ「中野義久ギターリサイタル(共演/藤井眞吾)」です。シリーズ2度目の登場となります。朝日新聞滋賀県版に折り込まれる情報紙に掲載していただきました。福岡を拠点に活躍していると思っていたのに、お住まいは下関、山口県なんですね。失礼しました。 いずれにしても、素晴らしい実力の持ち主です。ほのぼのとした雰囲気と音楽への熱い情熱を合わせ持っているところが魅力!ソロも二重奏も乞うご期待です!ご予約はお早めにどうぞ。


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