結成30年を迎えた、関西古楽界の老舗とも言われるダンスリールネサンス合奏団の登場です。
ギリシャ国立音楽院ギター科に留学していた岡本一郎氏がヨーロッパで聞いた演奏会に感銘を受け、1970年に留学から帰国後、仲間を集め結成したのがダンスリーの始まりです。楽器も楽譜も手に入れるのが困難だった当時、楽器は大阪音楽大学の博物館から借り受け、楽譜はフランスから取り寄せて1972年、京都と大阪で初の演奏会を開きました。
いきいきとした楽しい演奏で聴衆を魅了したダンスリーは、その後フランスをはじめ欧州各地で演奏会を重ね、国内では大阪文化祭金賞などを受賞、また、フランスのミッテラン大統初来日の折りには、東京のフランス大使館に昭和天皇をお迎えしての御前演奏など、活躍の場を世界へと広げました。
来年の結成30年記念コンサートにさきがけ、琵琶湖ホテルのチャペルでお楽しみいただきました。
1972 代表の岡本一郎を中心に結成。リュート、ヴィオール、レベック、フィーデル、
シターンなどの古楽器を用いて中世ルネサンス時代の音楽を 今日によみがえらせた。 1978 フランス・サント古楽器フェスティヴァルでコメディー・フランセーズの
“ハムレット”の音楽を担当。フィガロ紙などで高い評価を受ける。 1980 大阪文化祭金賞、クリティッククラブ特別
賞受賞。 1982 東京・フランス大使館において、昭和天皇とミッテラン大統領の御前に 演奏を披露する。
1992 フランス政府招聘により“ロワール河音楽祭”に出演。 1994 大阪府民劇場賞、奨励賞、ブルーメール賞の各賞を受賞。
1995 大阪文化祭・本賞を受賞。 1998 10回目のフランス・スイス演奏旅行。 兵庫県芸術奨励賞を受賞
ダンスリーホームページ