update: 2006-01-04


琵琶湖リサイタルシリーズ 第19回
P.オデット&E.ハージス
May.-25, 2004
Paul O'dette & Ellen Hargis, Recital
BIWAKO RECITAL SERIES vol.21 ,May.-25, 2004

P.オデット&E.ハージス
あふれよ我が涙

●5月25日[火]7:00pm 開演
●会 場/琵琶湖ホテル・チャペル TEL. 077-524-7111
●入場料/一般=5,000円(80席限定)
●出 演 /P.オデット(Lute)、E.ハージス(Soprano)
●主催・予約/マンサーナ TEL. 075-972-2834

Photos....
biwako_20
P'Odette & E.Hargis
Christina & Ellen
P.O'Dette after concert
P.O'Dette in KYOTO
・・・まさに至福の時、そんな言葉がぴったりのお二人の演奏でした。ダウランドのリュート独奏曲と歌曲、そしてテオルボによる初期のバロック音楽、精緻で艶やかな響きが、E.ハージスさんの歌声と鮮やかなハーモニーを生み出していました。いつも明るい、P.オデット氏、琵琶湖リサイタルシリーズ vol.20 はそんな明るさと温かさに包まれていました。(マンサーナ)
Program
Come away, come sweet love
Sorrow, stay
Flow my tears
Praise blindness, eyes
Sir John Smith's Almaine
A Pavin
The frog Galliard
Fantasia ............ John Dowland

If Musick be the food of Love
Bess of Bedlam
I attempt from Love's sickness to fly
Sweeter than Roses ............ Henry Purcell

Questa e la nouva
L'Amante Segreto
Tradimento! .................... Barbara Strozzi

Toccata VI
Corrente VII
Partite varie sopra l'Alemana
Corrente sopra l'Alemana ..................... Alessandro Piccinini

Amor e perche?
Anime, voi che sete dalle furie d'abisso
Hor guardate come va la fortuna degli amante! ........ Luigi Rossi
Profile
Ellen Hargis, soprano
コンティニュオ誌によって「この国の音楽の宝物」と称賛されたソプラノ歌手エレン ・ハージスは、バラードからオペラやオラトリオに至る17、8世紀の音楽に焦点を合 わせ、目ざましい活躍をつづけている。彼女は古楽の分野の著名なアンサンブルや指 揮者と共演し、その「限りなく表情に富むソプラノ」(ニューヨークニュースデイ紙 )を世界中のコンサートで披露している。 エレン・ハージスは、シカゴを本拠地とし、クリーブランドのケースウエスタンリザ ーブ大学で教鞭を取っている。また、ケンブリッジのロンジー国際バロック協会、ア メリカリュート協会、バンクーバーのバロック声楽プログラムなどの夏期古楽講習会 でも教えている。 彼女の着々と増えつつあるディスコグラフィーは、中世から現代に至るレパートリー を含み、最近のリリースには、ポール・オデット、キングスノイズとの、ダウランド :ラクリメ、または7つの涙の曲集(ハルモニアムンディ、HMU 907275)や、ハープコンソートとの、ミサ・メキシカーナ:南米のバロック音楽(HMU 907293)があり、双方とも各国で高く称賛されている。また、ニューベリーコンソー トとの、キャンドル・イン・ザ・ダーク:エリザベス朝の歌とコンソート・ミュージ ック(HMU 907140)はル・モンド音楽誌の特選に輝いた。十数枚にのぼるハルモニアムンディ盤 の中には、ポール・オデットとアンドリュー・ローレンス=キングと録音し、高い評 価を得たリサイタル盤、ヤコポ・ペリ:イル・ツァツェリーノ(HMU 907234)や、ポール・ヒリアー、シアター・オブ・ヴォイセスとの、アルヴォ・ペル ト:ベルリン・ミサ(HMU 907242)などがある。
Paul O'Dette, lute & theorbo ポール・オデットは“天才がその才能を存分に発揮できる楽器を手にした最も明快な例”(トロントグローブ・アンド・メール紙)と呼ばれて来た。ルネサンスリュート音楽を弾く彼のリサイタルや録音が最も知られていると思われるが、オデット氏は今日賞賛を集めている数々のアンサンブルや指揮者のもとで、コンティニュオ奏者としても国際的な活躍を続けている。彼は、エリザベス朝の技巧的なブロークンコンソートのための楽曲の演奏で広く知られるアンサンブル「ミュージシャン・オブ・スワンナレイ」の共同ディレクターのひとりである。ポール・オデットの演奏は広く、アメリカ、ヨーロッパ、遠くはトルコやハンガリーで放送されている。演奏家としての活動に加え、オデット氏は旺盛な研究心を持ち、17世紀イタリアとイギリスの歌曲の演奏と発掘、通奏低音実技、リュート奏法について広く探究を続けている。このリュート奏法については、パトリック・オブライエンとの共著で一冊の本に纏められる予定である。ポール・オデットは1976年よりイーストマン音楽大学の古楽科主任を勤め、現在ボストン古楽祭の芸術監督である。オデット氏は今日まで百を超える録音をし、そのうちの幾つかはグラモフォン誌の年間最優秀賞にノミネートされている。オデット氏がリュートとオルファリオンで弾いたダウランド全集の各巻はディアパゾン誌の金賞を、また箱入り全集(ハルモニアムンディ、HMU907160.64)はディアパゾン誌の年間の金賞に輝いた。最近のリリースには、王のリュ ート奏者たち:ヘンリー8世とエリザベス女王が好んだリュート奏者たち(HMU907313)や、ミューズの秘密:ニコラ・ヴァレ作品集(HMU907300)がある。

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