第21回
松岡滋&仰美ギター二重奏リサイタル
Shigeru
& Aomi Matsuoka, Guitar DUO Recital
BIWAKO RECITAL SERIES vol.21 ,Jul.-01, 2004
●お知らせ
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松岡滋さんと仰美さんが6月29日にKBSラジオの「笑福亭晃瓶のほっかほっかラジオ」に出演、午前10時15分くらいに登場の予定です。お二人の楽しいトークが聞けますよ!(KBS)
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コンサートに寄せて・・・ |
ギター2重奏のオリジナル作品は独奏のそれに比べると絶対数がはるかに少なく、質
の高い作品となるとさらに数が少なくなる、というのが現状です。しかし裏をかえせ 今後良い作品が生まれていく事で充実したものになっていく可能性を秘めたジャンル
だとも言えると思います。今回、2人の邦人のオリジナル作品を取り上げました。 パリ在住の小川崇氏の「ソナタ第3番」とイタリア・ジェノバ在住の長岡克己氏の
「Rui」です。前者は現代的な響きの中にもどこか日本を感じさせる作品。後者 はロマンティックな響きをベースに次々とあらわれるモチーフが聴く者を飽きさせま
せん。両曲とも素晴らしいレパートリーの登場だと感じています。この2曲は私たち のために作曲して頂いたものですが、今後広くたくさんのギタリストに弾かれてほし
い作品です。
オリジナル作品が少ない一方、他の楽器のための楽曲を編曲して演奏するのも2重奏 の醍醐味のひとつです。今回はフランス近代の作曲家セブラックのピアノのための組
曲<休暇の日々より>をとりあげました。セブラックの音楽に最初に出合ったのは、 パリ郊外のサンジェルマン・アン・レーというところにあるドビュッシ
ーの家で開 かれた演奏会でした。若いピアニストが弾くその楽曲は、光や田園やさまざまな南仏 の自然が生命力に溢れて描かれており、大変印象的でし
た。「いつかギターで演奏 してみたい。」と思った事を覚えています。今回演奏する組曲は2本のギターでとて
も自然に響きます。楽しんで頂ければ幸いです。
(松岡滋 & 仰美)
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● 7月1日[木]7:00pm
開演
● 会 場/琵琶湖ホテル・チャペル
TEL. 077-524-7111
● 入場料/一般=3,500円/学生=2,500円(80席限定)
● 出 演 /松岡滋(ギター)、松岡仰美(ギター)
● 主催・予約/マンサーナ
TEL. 075-972-2834
●後援/
*「大津市民会館プレイガイド」「滋賀会館プレイガイド」「琵琶湖ホテルフロント」にて
4月1日発売開始。 宿泊込みチケットもございます。詳細はマンサーナまでお問い合わせ下さい。
[プログラム]●
・Rui(長岡克己 )
・トリプティコ(L.ブローウェル)
・三つの秋の小品(M.D.プホール)
・Song & Dance(松岡滋)
・休暇の日々より (D.ド・セヴラック)
・ソナタ No.3(小川崇)
・・・演奏者の都合により曲目が変更される場合があります
二人は在仏中よりデュオを始める。帰国後、各々ソロ、他楽器とのアンサンブルで
の演奏活動をしながらデュオチームとしての基盤も固め、1999年、大阪フェニッ クスホール、東京GGサロンにてデュオとして本格デビュー。2000年1st.CD
「クロース・トゥ・ユー」リリース。 従来のギター二重奏のためのオリジナル作品に加え、松岡 滋の作・編曲作品が 彼 らの世界に独特な雰囲気を与えている
松岡仰美● Aomi Matsuoka
10才よりクラシックギターを始める。村下清司、松本吉夫の両氏に師事。
1990年にフランス、ジョワンヴィル市立音学院に留学し、ギターをロベルト・ア ウセル、音楽理論をフィリップ・ドジエールの両氏に師事。1992年修了ディプロ
ムを得て帰国。演奏、教授活動を始める。
Shigeru Matsuoka ●松岡
滋
1963年大阪府出身。ギターを国広富彦、柴田 健、ソルフェージュを堀江はる
よ、の各氏に師事。 関西外国語大学卒業後、1990年にフランス、ジョワンヴィル市立音学院に留学し、 ギターをロベルト・アウセル、音楽理論をフィリップ・ドジエールの両氏に師事。1992年、優等ディプロムを得て帰国。
第4回山陰ギターコンクール1位 第16回読売新聞社主催日本ギターコンクール3位 日本ギター協会理事。
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*同様のプログラムによる公演が下記でも開催されます
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松岡滋&仰美 ギター2重奏リサイタル
6月26日(土)3時開演
●出 演/松岡滋(ギター)、松岡仰美(ギター)
●会場/大野ホール〒561-0852 豊中市服部本町2-13-5
(大野ホール地図)
●主催・予約/おおの企画Tel.06-6864-5775, Fax.06-6864-9800
●一般 = 2,500円/ 大学生以下 = 1,500円/ シルバー(65歳以上)= 1,500円 |
PORTRAITS .../ ...
AOMI & SHIGERU Matsuoka |
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繊細で柔らかい音、躍動するリズムがチャペルを包みました。松岡
Guitar Duo の為に書かれた日本人作曲家の作品を含む、ブローウェル、セブラック等の音楽はまさにお二人の手によって生き生きと蘇りました。また、この日の琵琶湖リサイタルシリーズほど、演奏者の向こうに見える夜景が、何と巧みな演出をすることかと、感じたことはありませんでした。アンコールの「星に願いを」に至るまで、聴衆を魅了していました。
(マンサーナ)
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