update: 2016-03-03

 

マンサーナのブログ
 
 
藤井眞吾 コンサートシリーズ - 2015
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vol.107《吹 雪 Snowstorm 》● 2月27日(土)7時開演 6時45分開場 会場/アートステージ 567

 

 

 

 

寒さ厳しい毎日ですが、こんな時こそ、生の演奏、生の音楽を聞いて心を温めて頂きたいと思います。情熱的な南米の音楽や、エネルギッシュなギター音楽、そして北欧の作曲家、グリーグの音楽などをお楽しみください。(藤井眞吾)

program note
 今年の正月は二十数年振りにふるさとの北海道(北斗市)で過ごしました。空港に降り立つと、そこには当然のように雪景色が広がっていました。京都でもう40年以上暮らしていると言うのに、雪に囲まれた正月の風景は、私には至極普通のことに感じられました。

 自分が育った自然環境や気候が、無意識のうちに様々な感性を育んでいると言うことを、時々に感じます。音楽作品の中にもそういった要素は当然あるだろうと思うのです。ギターの音楽は、スペインや南米の音楽が多く、冬とか、雪とはあまり縁が無いように思えますが、スペインの冬は地方によっては意外に厳しく、北部ではかなり雪も積もります。雪は勿論、南米にも降るわけです。今回、ドメニコーニと言う作曲家の「イスタンブールの雪」という作品に出会い、先ずそのタイトルに私は驚いたのでした。なぜなら私にとってトルコの首都、イスタンブールと雪と言うのは全く結びつかなかったわけで、それは一種の「奇跡」とか「希な出来事」という意味でのタイトルかと思ったのですが、調べてみると、イスタンブールの年間の降雪量は東京のそれよりもはるかに多いのだそうです。

 ブローウェルの練習曲第11番も、1981年の雪降る札幌に滞在中に作曲されたと言うことは、あまり知られていないようです。今日はそんなことなど、いろいろをを思いながらお聞き頂ければと思います。 (藤井眞吾:記/2016年2月27日)

今月の「プレゼント編曲」は、《悲しみに沈む女》(E.グラナドス/藤井眞吾 編曲)でした。

 

program
1.2つの練習曲(F.ソル)
  F. Sor (1778 - 1839); 2 studies
   - Op.29-8 ニ長調 Moderato
   - Op.6-9 ニ短調 Andante agitato

2.悲しみに沈む女(E.グラナドス/藤井眞吾 編)
  * E.Granados (1867 - 1916); La maja dolorosa

3.前奏曲第と練習曲(H.V=ロボス)
  H. V-Lobos (1887 - 1959); - Prelude No.4 - Etude No.6

4.イスタンブールの雪(C.ドメニコーニ)   
  C. Domeniconi (1942 - ) ; Schnee in ISTANBUL

5.《簡素な練習曲集》より(L.ブローウェル)
  L.Brouwer(1939 - ); from “Estudios Sencillos”
   No.2 No.8 No.11No.19 - 20

6.《春の海》(宮城道雄/藤井眞吾 編曲)
  M.Miyagi (1894 - 1956); Haru no Umi

7.《一月一日》(上 真行/藤井眞吾 編曲)
  S.Ue (1851 - 1937); January 1st

8.雪が降る(雪のパストラーレ)(B.テルツィー)
  B. Terzi (1892−1980 ) ; NEVICATA

9. 竹田の子守唄 (日本民謡/藤井眞吾 編曲)
  Japanese folk song; Takeda Lullaby

10.この道(山田耕筰/藤井眞吾 編)
  K.Yamada (1886 - 1965); Kono Michi (*)プレゼント編曲

●チケット/\3000  当日¥3500 4回券¥10000 6回券¥14000
●主催/ マンサーナ Manzana Tel.075-972-2834
●企画 /藤井眞吾/ http://homepage3.nifty.com/shingogt/
●会場/アートステージ567

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